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非関税障壁

受験英語を頑張っている人へ。

 

運が悪ければ将来、さらに運が悪ければ今、「受験英語を頑張ったって、英会話できないやん。意味なくねー?」という批判をされることがあるかもしれません。

しかし、それは英会話をする機会が無いからってだけのことであり、必要に迫られて努力と経験を積めば、受験勉強の頑張りと培った知識とが支えとなって、努力もせずに「意味なくねー?」って言っている人よりも遥かに早く、遥かに上手に会話が出来るようになります。

 

僕自身も学校の勉強を頑張っただけで留学経験などは無く、英会話をする機会が滅多に無い環境で日々を過ごしてきましたが(元生徒さんとのご縁で、インドの人とヒンディー語で会話する機会の方が多いかも。「ナマステ」しか言えんけど)、本気モードの時の発音はかなり褒められるし、新婚旅行でハワイに行った際は日を追う毎に調子が出てきて、日本語でどうとでもなる場所でも英語で会話をして楽しく過ごせました。アクティビティのスタッフと、タトゥーについて議論したことも。そんで、帰国後数日間、日本語が少々不自由になるという…
 

だから、こちらの一時的な負の現象に対し、努力していない人から鬼の首を取ったかのように発せられる、「負け惜しみ&道連れ」発言に負けて落ち込まないでくださいね。ただの言いがかりなのだから。 

 

ただ、人間の聴力のピーク(12歳前後だと言われます)を踏まえると、リスニングについては早めに取り組む方がいいかもしれません。

また、リスニングは空白期間のもたらす影響が大きいとも感じます。

久しぶりに聞く2017年センター試験リスニング第12問の“ask me something”の”ask me“はどうしても「アイスクリーム」に聞こえてしまうし、“What that”なんて、どう聞こえるかを事前に把握・経験しておかないと、無理。(「ワ ザ」って何?日本語??)

 

そういうわけで、リスニングの勉強は間を置かずに少しずつ、早いうちに開始しましょう。

大学合格に必要な点数の比率は低いことが多いけれど、文章読解、特に状況把握のスピードアップに寄与するので、メリットは意外に大きいです。