みなさん、こんにちは!Polestar下関校です。
いつもは「定期テスト対策」や「モチベーションの保ち方」など、
少し真面目な話をしていますが、今日はちょっと箸休め。
授業で歴史の教科書を開くたび、
密かにずっと思っていた「ある疑問」についてお話しします。
みなさんは、こう思ったことはありませんか?
「歴史上の人物って、みんな同じような顔に見えない……?」
特に室町時代や江戸時代の肖像画。
「全員、目が細くて、面長で、ひげを生やしていて、
同じ帽子をかぶっているだけじゃない?」と。
テストで「この肖像画の人物名を答えよ」と言われて、
絶望した経験がある生徒も多いはずです(笑)。
実はこれ、彼らの顔が本当に似ていたわけではありません。
そこには、当時の「大人の事情」と「美の基準」が隠されているのです。
今日はその理由を3つに分けて、分かりやすく解説します!
理由①:当時の「最高のおしゃれ」だったから
1つ目の理由は、当時のトレンドです。
平安時代や江戸時代などの肖像画に描かれているのは、
基本的に「超エリート(貴族や将軍)」です。
当時の上流階級では、「感情を表に出さず、おっとりした面長の顔」が
最高にクールで上品だとされていました。
そのため、みんなわざわざ
「当時のイケメン風」に寄せて描いてもらっていたのです。
今でいう、スマホアプリの「全力の加工(盛り)」と同じですね。
100年後の未来の人が今のプリクラやSNSの自撮り写真を見たら、
「21世紀初頭の人間、みんな目が巨大で同じ顔じゃん!」と思うのと同じ現象が、
教科書の中で起きているわけです。
理由②:画家たちの「忖度(そんたく)」があったから
2つ目は、ビジネス上の大人の事情です。
肖像画を描く画家たちは、
偉い人(殿様など)からお金をもらって絵を描いていました。
もし、リアルに描きすぎて
「お前、俺の顔をブサイクに描きやがって!」と殿様が怒ったら、
画家はクビ、最悪の場合は命がありません。
だから画家たちは、殿様の特徴をうっすら残しつつも、
基本的には「立派で、賢そうで、教科書通りの高貴な顔」に美化して描きました。
結果として、みんな似たような「テンプレ顔」になってしまったのです。
理由③:そもそも「写真」ではなく「記憶のスケッチ」だったから
最後は、制作スタイルの問題です。
写真がない時代、肖像画は「本人が亡くなった後」に、
親族の記憶や他の絵を参考にして描かれることがよくありました。
「うちのご先祖様は立派な武士だったから、強そうに描いておいて」
そんなオーダーを受けて描くため、
どうしても「ザ・武士」というステレオタイプな顔立ちに仕上がっていきます。
当時の制服(着物や冠)もみんな同じなので、
ますます見分けがつかなくなるのは当然と言えます。
まとめ:教科書の落書きは、昔の人もやっていた?
歴史上の人物の顔が似ているのは、
「当時の最高技術を使った、精一杯の『盛り写真』だったから」
というのが真相です。
そう考えると、なんだか教科書の偉人たちに親近感が湧いてきませんか?
ちなみに、授業中に教科書の肖像画にメガネやヒゲを落書きしたくなる衝動に
駆られる生徒も多いですが……
あれ、実は江戸時代の寺子屋の子どもたちも全く同じ落書きをしていたという
記録が残っています。
人間のやることは、何百年経っても変わりませんね(笑)。
たまにはこんな風に、教科書を違った角度から眺めてみるのも面白いものです。
しっかり息抜きできたら、また次の授業から一緒にガッツリ勉強していきましょう!
それでは、また塾でお会いしましょう!







